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2010年10月02日 「吉野家」 吉野家の牛丼、ご飯の量は普通でいいから、のっているおかずの量を増やしてほしいという贅沢をしたくなる時がある。それは「アタマの大盛り」と呼ばれていて、メニューには載ってないが注文を受けてくれていた。どこの吉野家でも通用する専門用語なのだ。 先日その「アタマの大盛り」が食べたくなって吉野家に行き注文した。すると「すみません、今度からその注文が受けられなくなってしまいました。そのかわり、大盛りをご注文戴いて(大盛りはご飯もおかずも両方多い)ご飯の量を少なくすれば同じ物が出来ます」と言う。 「じゃそれで」ということで注文した。 やがて出来上がり、驚きの言葉とともに私の牛丼がカウンターに置かれた。 「大盛りのご飯少なめ、お待たせしました〜」 |
2010年07月10日 「わいはーに行く」 私の仕事場が某候補の選挙事務所になり、おもわず訪れた長期休暇。 奥さんと二人で旅行は三十数年ぶり。昨日帰ってきました。 新婚の気分は・・・・・ 全然しませんが。笑 (写真はイメージです。人物は私ではありません。連れて行った1/6の若大将人形です) |
2010年04月19日 「駅前留学するかなあ!」 SGT.GUNさんからの紹介でカタコトの日本語が話せる外人さんとプラモデルのことについて話す。 「MMKサンハ今モ、プラモデル作リマスカ?」 「No! ローガンネ、ローガン、 You know? スモールなパーツ、見えませ〜ん」 これじゃまるで社長シリーズのフランキー堺と小林桂樹だよ! |
2010年03月30日 う〜寒い!暑さ寒さも彼岸までじゃなかったのか? さきほどまで区と都の主催する駅前整備計画の説明会に出席。あまり地域のこととかに積極的な方ではないが、いろいろと引き受けざるをえないことも多い。 型通りの説明が終わって、これも型通りの質疑応答。 70歳代くらいの地元の女性有力者。 「広場の照明にはエコの見地からLEDを使うんでしょうね?」 環境デザイナー 「いえ、現段階では従来通りの照明方法を考えております。LED等はまだ実績も浅く、コストの面からも推移を見守り検討していきたいと考えております」 と、しごくもっともな答え。 オバサン 「エコのためにはLEDを使うべきだと思います!」 LEDはもういいから座んなよ。どこで覚えてきたんだよ。 今日じゃないけど警察署で防犯の会合での質疑応答。 やはり70代くらいの男性 「このまえ近所で行動の怪しい若い男を見かけたから注意をして見てたんですな。顔を見るとこれがなかなかのイケメン」 どうにも困ったもんだ。 私たちの世代はこういうことはないと自負している。しかし気をつけねば。 帰ってテレビを見ながら夕食。 ピーター・グレイブスが亡くなって、それで思い出したようにここ数日、奥さんが以前に録りためていた「スパイ大作戦」を何本か見ている。 とても面白い。改めて思ったことだが、何もそんな手のこんだ危険な作戦をしなくたって、解決する方法はありそうなもんだが。きっとこいつら、好きでわざとやってるんだな、ってこと。 それと指令の「このテープは自動的に消滅する」の言葉を最後にテープが燃えだしてしまうこと。 もし「よく聞こえなかった」とか「え?よく聞いてなかった」などといった場合はどうなるんだ?っていう心配。 くだらないこと考えるのが私たちの世代なのか? ということもないんだろうが。 |
2010年03月02日 また「時そば」 出囃子(場内拍手) え〜〜毎度お運びで有り難く存じますですが、 「この前はしくじっちまったからなあ。マクドナルトだってやがら。(場内笑い) 誰がナルトバーガーなんて食うかってんだ。今日はうまいことやりてえなあ。 お、早速そば屋が来やがったぞ。おーい、そばや」 「へい、何か御用で」 「何か御用かじゃねえよ。そば食べるから呼んだんじゃねえか。誰が背中掻いてもらいたくてそば屋を呼ぶかよ」(場内笑い) 「これはとんだ失礼を致しやした」 「で、何が出来るんだい?」 「出来ますものは花巻にしっぽくで」 「じゃあしっぽく熱くしてくんな。今日は冷えるなあ」 「今夜はあったかで」 「・・・そうなんだ、今夜はあったけえんだ。(場内笑い) ところでこの店の屋号は何てんだい。的に矢が・・・描いてねえな。え? 何だって手織庵? 何だか知らねえが粋な名前つけたもんだね? ・・・・・おい、まだかよ、こちとら江戸っ子で気が短けえんだ」 「へい。お待ちどうさまでした」 「お、うれしいねえ、割ばし使ってるじゃねえか、きれいごとでいいやなあ、どこの誰が使ったか分からねえ箸なんて心持ちが悪いよなあ。どれどれ。ズッ、ズズッ、ズ〜〜〜 おーい、そばや」 「へい、何か御用で」 「何か御用かじゃねえよ。そば食べるから呼んだんじゃねえか。誰が背中掻いてもらいたくてそば屋を呼ぶかよ」 「これはとんだ失礼を致しやした」 「で、何が出来るんだい?」 「出来ますものは花巻にしっぽくで」 「じゃあしっぽく熱くしてくんな。今日は冷えるなあ」 「今夜はあったかで」 「・・・そうなんだ、今夜はあったけえんだ。 ところでこの店の屋号は何てんだい。的に矢が・・・描いてねえな。え? 何だって手織庵? 何だか知らねえが粋な名前つけたもんだね? ・・・・・おい、まだかよ、こちとら江戸っ子で気が短けえんだ」 「へい。お待ちどうさまでした」 「お、うれしいねえ、割ばし使ってるじゃねえか、きれいごとでいいやなあ、どこの誰が使ったか分からねえ箸なんて心持ちが悪いよなあ。どれどれ。ズッ、ズズッ、ズ〜〜〜 ・・・・・・・ちょ、ちょっと待ってくれ、おかしいなあ・・・俺、同じことを二度やらなかったかい?」 「へい、そのようで」 「なんだっておんなじことくり返しちまったんだろうなあ」 「・・・またやっちめえやがった」 「なんだい、その、またやっちめえやがったってのは」 「へい、実はお客さん、ここだけの話ですがね」 「おう、なんでえ」 「あっしの打つそばは特別、のどごしがいいんで」 「うん、たしかにノドにツルツルって入って行ってうまかったよ。それがどうしたい」 「お客さんはアインシュタインの法則ってのをご存知で?」 「アインシュタイン〜〜〜??」(場内笑い) 「へい、アインシュタインでやす。相対性理論ってやつです。物体は速度を増すごとに時間の進みかたがゆっくりになりやす」 「おめえ、何者なんだ? うん、それで?」 「へい、それで物体の移動が光速にまで達すると時間は・・・」 「うん、光速になると時間は」 「停止してしまうんです」 「そうだったのか! う〜ん、それで、もしもだよ、もしも物体の速度が光速を超えたりしたらどうなるんでえ」 「旦那、いい質問です。物体の速度が光速を超えたりしたら、理論的に時間は逆戻りするんですな」 「逆戻り!つまり過去へ戻るんだな」 「へい、旦那がそばをたぐった時、江戸っ子の気の短さで勢いよくすすったのと、あっしの打ったそばがのどごしがよく、摩擦係数がゼロに近かったんで、そばが一瞬、光速を超えたんでしょう。で、同じことが二度・・」 「そうだったのか! それで同じことを二度・・・そいつぁまさに時そば・・・そりゃあいいんだが、おう、そば屋、なんだか腹ん中が重たくなってきやがった!」 「そいつぁいけねえ!旦那! アインシュタインの相対性理論だと物体が光速に達し、時間が停止するのと同時に、質量は無限大になるんです!」 「無限大〜〜!!」(場内笑い) 「ちきしょう、まだ時間が逆行してやがるんだな! いいですかい? お客さん、たった一つだけ元通りの世界に帰れる方法がある。お、曇ってきやがった、そろそろだな。いいですかい、もうすぐ夕立が来るんでさ。そしたら雷が鳴るはずだ。そしたらお客さん、かまぁねえからこの屋台に乗っておくんなさい。あっしが屋台を引いて雷の落ちる方向へ全速で走りやす。おっ、来た来た!雷だ! 説明してる暇はねえんでさ! さ、乗っておくんなさい。いいですか? しっかりつかまって! 引きやすよ! せえの!ゴーーーーッ!(そば屋、走る様子) おおっ、雷だ!」 ガラガラガラガラ、ピッシャーン! 「マーティーッ!」 「ドクーッ!」 誰がマーティーだってんで、(場内爆笑) とにかく無事元の世界に戻り、念願の高尾を身請けし、所帯を持つのはまだこれから半年後のことでございます。 ハネ太鼓(場内拍手) (C) 2010 OGIKUBOTOHO (笑) 注1 古典落語の時代に街を流すそば屋は、このように明星チャルメラの屋台のようなリヤカーではなく、道具を振り分けにして担いでいたのですが、そこは目をつむってください。 注2 手織庵(ておりあん)という屋号は映画バックトゥザフューチャーにヒントがあります。 注3 相対性理論についてはいいかげんに書いてあります。 |
2010年01月19日 「作るのは勝手だけど」 1月16日(土曜日) Sさん、Mさん、Kさんと飲み会。 会場は新宿の、ある落語的に由緒ある居酒屋。 Sさん、Mさんは落語に凝っていて、私もいろいろ最近の落語界の話をきいて勉強になる。 Sさんから立川談志の番組を録画したDVDをいただいて、今もそれを見ながら書いている。 飲み会の別れ際、Mさんと新宿駅のホームの喫煙所(今でもあるんですなあ、これが)で「落語やりたいよね」「どんなのがいいですかね」「新作作るっての、できないかなあ」などと戯言を語り合う。 聞いていて恥ずかしくない、人を楽しませる落語なんて才能ある人が長い期間修行して、やっと出来るか出来ないかのもの。それは分かっているんだけど、まねごとをしてみたいのもファン心理。 考えてみれば自主映画作るのと同じ心理ですね。笑。 「そば〜〜ェ〜、そば〜〜〜ッ」 「おっ、そば屋が来やがったな。昨夜(ゆうべ)の野郎、うまくやりやがったからなあ。オレもひとつやってみるかなあ。おう、そば屋!」 「へい、いらっしゃい」 「寒いなあ」 「今夜はあったかで」 「そうなんだ。今夜はあったけェんだ。ん〜〜、で、何が出来るんだ」 「出来ますものは花巻にしっぽく、それに『ときそば』が出来ますんで」 「ときそば〜〜?」(場内、笑) 「へい、ときそばで」 「あ、ほんとだ、ここに『ときそば始めました』って書いてやがら。こいつァおあつらえ向きじゃあねえか、んじゃあ、そのときそばってえの、熱くしてくれ」 「へい」 「へえ、ときそばってえのが本当にあるとは驚いたね。でも気をつけなきゃいけねえよな。勘定ん時に逆に余計に取られないようになあ・・」 「へい、お待ちどおさまです」 「おっ、もう出来たのかい?早ェなあ、どれどれ おっ、いいドンブリ使ってるねえ!食いものは器で食わせるってえからなあ、うれしいじゃねえか、おっ、割ばし使ってるね! うれしいねえ! 近頃はエコだかなんだか知らねえけど、プラスチックの箸だもんなあ! 特にソバなんかはすべって食いにくくっていけねえよなあ」(場内、笑いと拍手) 「どれどれ、ズッ、ズズッ、ズズ〜〜! ん、こりゃ旨いや。ズルズル、いいだし使ってるなあ。 ん? 何か肉が入ってるじゃねえか。鴨かい? 鴨じゃありません? 何の肉だい? 珍しい鳥の肉です? 何だい珍しい鳥って?・・・ おいおい! いけねえよ! そいつァいけねえよ」 バタバタバタ(走る様子) 「ああ、驚いた! 珍しい鳥の肉、食っちまったよ。案外オツな味だったけどね。あんなもの、どこから仕入れてくるんだい? それにしてもなんだか心持ちがよくねえよなあ。なんか口直しはねえかなあ・・・お、あそこにマクドナルドてえのがあるじゃねえか」 「いらっしゃいませ、マクドナルトへようこそ」 「え?マクドナルト? マクドナルドじゃねえのかい? 驚いたね、どうも。で、何が出来るんだい? 鳴門バーガーにフィレオ鳴門? 何だいそりゃ。じゃあフィレオ鳴門、熱くしてくれ。まさか珍しい鳥の肉なんか入ってねえだろうなあ。え? ご一緒にフラオド鳴門はいかがですか? いらねえやい、そんなもの!」(場内、笑) 「フィレオ、ワン、テイク、プリーズ、サンキュー」 「何人(なにじん)だ、おめえ」(場内、笑) 「え?フィレオ鳴門が出来たから手を出せ? 一つって言ったじゃねえか! 一緒に数えろ? ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー、何時で? え?今八つくれえか? ここのつ、とお・・・そ、そんなに鳴門ばっかり食えるかあ〜〜〜!!」 (場内、爆笑、拍手) (C) 2010 OGIKUBOTOHO (笑) |
2010年01月09日 「テケテンテンテン・・」 大相撲初日の前日になると「触れ太鼓」(ふれだいこ)といって、呼び出しの人たち5◯6人が太鼓を叩き、明日の取り組みを触れて街を廻る。 私の地元荻窪には放駒(はなれごま)という相撲部屋があり、そこの呼び出しの人たちが廻る。 私の店にも来てくれる。死んだ親父が相撲の贔屓だったらしく、どうやらそのなごりのようだ。 私の店は飲食店で、たまたま居合わせたお客様はびっくりする。 その様子を見るのも楽しい。なにしろ狭い店に太鼓を叩きながら入ってきて「琴欧州にわあ〜豊ノ島じゃんぞ〜〜い」などと、本当に驚くような、よく通る大きな声でやってくれるのだからびっくりする。 しかし珍しいものを見ることができて喜んでくれるお客様がほとんどだ。 「いやあ、初めて見ました。いいものですねえ」 などと言ってくれる。喜んでもらえると私もうれしい。調子に乗って 「実は私、もと相撲取りなんですよ」 などと言うと 「あ、そうなんですか!」 と合点してくれる。 「いや、冗談です」 と言うとお客たちがドッと沸く。 実はこのジョーク、今までに何度もやっているのだ。笑。 私を知ってる方は納得でしょうが、この冗談が簡単に通じる体型、これをなんとかするのを今年の目標にするかなあ・・・。 というわけで、今年もよろしくお願いいたします。 |
2009年12月31日 「大晦日の恒例」 私の地元に「本村庵」というそば屋がある。駅から近くない住宅街の中にあって、立地は良くないのだが旨いという評判で普段から繁盛している。大晦日ともなると1〜2時間待ちは覚悟しなければならない。 今このそば屋の外で順番を待っているところだ。慣れない携帯での書き込みなので打ち間違いはご容赦を。 小学校の時の同級生三人で、このそば屋で年を越すのは多分30年以上欠かさずの恒例になっている。並んで順番を待ったりするのは好きではないが、この寒い中に店の外での順番待ちは話に花が咲いて嫌いではないし、自分なりの季節感があって楽しみにしているのだ。 おっと、友達が呼んでいる。 では皆さん、よいお年をお迎えください。 |
2009年11月03日 「4連休」 土、日、月、火と4連休させてもらった。 10月31日 土曜日 親戚に不幸があり葬儀。 11月1日 日曜日 1960年代頃の東宝映画が好きで、そのロケ地を探して歩くのを「東宝映画のロケ地を訪ねる」と称し最近の趣味にしている。宗教ではない。 数十年経ったそのロケ現場に立ち「ああ、ここだったのか」と思うだけの遊びだ。 今は黒澤明監督の「天国と地獄」という作品の巡礼に凝っている。 今日は江ノ島方面を探索にドライブ。助手席にはカメラと画面のプリント。 11月だというのになんて暑さだ! 11月2日 月曜日 友人と人形町にお昼を食べに行く。 「東宝映画のロケ地を訪ねる」とか言ってるわりに私は東京をまるで知らない。人形町も通ったことはあるけど、じっくり歩くのは初めてだ。 「芳味亭」という洋食屋さんに行く。創業昭和28年ということだが、この建物はもと何だったんだろう。和風の民家か料理屋にしか見えない。 畳に座布団でカニクリームコロッケを食べ、帰りに行列のできる店のたい焼きをかじる。 11月3日 火曜日 あっという間に連休最終日。何をしよう。 ものすごいいい天気だ。 おととい撮りのがした写真を撮りに、今日は電車でもう一度江ノ島に行こうと思う。 寄る年波か最近は疲れやすく、この4連休はゆっくり休養を、と思っていたのに何てアクティブな! |
2009年07月30日 「神宮球場に行く」 母校である日大二高が夏の甲子園をかけた西東京の決勝に進んだ。相手は兄弟校である日大三高。 実は私は高校時代、応援団に籍をおいていた。まったくガラではない。しかも一応伝統ある日大系の応援団であったから、それほどチンタラした応援団でもなかった。けっこうビシッとした体育会系応援団だった。なんで応援団に入ったのだろう。今となってはよくわからない。 応援団であるから野球部の応援にはよく行った。クソ暑い中ガクラン着て、でっかい太鼓持って、でっかい校旗のケースを持って。40年以上経つのか。 決勝ともなれば行かずにはおれまい。当時の同学年の応援団員と現地で待ち合わせる。同学年は三人いたのだが、すでに一人は亡くしている。 12時試合開始なのだが仕事があるので1時過ぎに仕事場を出る。 試合はもう始まっているはずだ。千駄ヶ谷駅に1時半頃着く。間に合うだろうか。小走りに球場へ向かう。急がないと試合が終わってしまう。競技場ではみんなが私の来るのを待っている。神宮の競技場周辺。走る私。 ん? デジャヴか? 澄ちゃん、もうすぐ着くよ! あ、いやいや、どうやら妄想のようだ。笑。 神宮球場に着いたら6回表。18対0で負けていた。しかもそれまで完全試合。9回に2点かえしたものの19対2で完敗でした。 |
2009年06月10日 「梅雨入り」 今日6月10日、私の住む関東地方がいよいよ梅雨入りしたそうだ。「梅雨入り宣言」だ。 歳とると、皮肉っぽくなったり、すぐあげ足をとったりするようになるのであるが、何だろう「宣言」とは、と今回初めて思った。「宣言」の必要があるのだろうか。 何月何日と宣言されなくても「ああ、このごろ雨が多いよね。きっと梅雨だからだよね」じゃダメなんだろうか。 桜の「開花宣言」も同様。見れば分かる。 |
2009年04月29日 「続・画鋲よ2週間でサビろ!」 連休初日、今日は私の次女の挙式。 期待されていた新婦父親が取り乱しての号泣もなく、無事済ますことができた。4時50分披露宴開始。夕暮れ色に染まっていく海を見ながらの披露宴はなかなかの演出だった。 さて本題は例のウエボー(ウェルカム・ボード)だ。 K画伯から完成の知らせを受けて、彼女が住んでいる山梨へ「特急かいじ」でいただきにうかがう。駅まで車で迎えに来ていただいていて、彼女の自宅で作品に対面。 うん、やっぱりすごい。 新郎は横浜の出身なので「ハマの若大将」というわけだ。 製作途中の頃、電話で 「それぞれのご両親も入れたいんですけど」 「でもそれじゃあ、6人も似顔を描かなきゃならないから大変じゃない?」 「サービスしときます」 というわけで私も描いてある。 わしってこんなに腹出てないよ!いや、家族の意見だともっと出てるらしい。控え目なのか、これで・・。 そこ以外はとてもいい!すごく気に入った。似顔の出来も完璧だ。なんでこんなことが出来るんだろ。 いろいろなことが詰め込まれている。さすがよく分かってる。 Kさん、ありがとうございました。 もう一つ思ったこと。Kさん車の運転、すごくうまい! さて作品を持ち帰った翌日、早速拡大コピーでポスター大(半裁という大きさ)に伸ばす。例の看板に例の画鋲で貼付ける。 あらかじめ用意しておいた合成によるスチール写真も配置する。 ポスターをポストカードにして列席者の方々に持って行ってもらうカードホルダーも作った。 完成だ。これはいいよ。眺めながらしばらくぼう然となる。 |
2009年04月13日 「画鋲よ2週間でサビろ!」 以前にもお話したことがあるが、次女が結婚することになった。 日取りは今月の29日。ずいぶん先のことだと思っていたが、いつのまにか迫ってきた。 挙式でも披露宴でも、新婦の父というものは、セレモニー的に特にやることはないらしい。やるとすれば号泣くらいのものだが、それは避けようと思っている。 私等の頃はなかったが、近頃は披露宴で「ウェルカムボード」というものを飾ることもあるようだ。新郎新婦の似顔絵が描いてあったりするらしい。 やることがないんだったら、せめてそのウェルカムボードとやらでも手配させてもらうことにするか。 似顔絵と聞いてすぐに思いついたのが、イラストレーターであるKさん。彼女の似顔絵は定評がある。実際これまでも何点かウェルカムボードを頼まれたことがあるそうだ。 うん、彼女に頼もう!これはいい!早速お願いする。 「ウェルカムボードのコツはね、実際より1〜2割増しに描くことなんですよ」 「あはは、なるほどね。よろしくお願いします」 彼女も私も1960年代くらいの東宝映画ファン。当時の映画ポスター風にデザインしてもらうことにした。 1960年代くらいの雰囲気のポスターだったら、ただ額にいれて飾るのではなく、それにふさわしい看板にしたい。私はそのポスターを貼る看板を用意することに。 当時は木で枠組みを作ってベニヤ板とかトタン板を貼付け、そこにポスターを貼った看板が、映画館の前や街角に立てかけてあった気がする。 看板本体は自分で作ろうと思ったが、すぐ近所に看板屋があるので寸法、材質を指定して発注。理想的なのが出来てきた。 しかし理想的なのであるが、真っ白に塗られたそのままでは何か物足りない。 使い込まれて、時代の経過を物語っているようなものにしたい。 またしてもモデラーの性(さが)がウズウズと騒ぎ出す。 「汚そうじゃないか」 はたして汚い看板なぞ、祝福され、厳かで華やかな披露宴会場にふさわしいものなのだろうか。 そんな疑問はモデラーの性の前では一瞬で吹っ飛んでしまう。 今日半日かけて看板を汚した。 汚すといっても難しい。これまで幾多のモデラー達は経年変化による錆、汚れ、破損、変色、退色などの自然な表現に命をかけてきた。(いや、ホント) 看板は模型ではないが、実物大の模型のような気持ちだ。 よし、だいたいオッケーだ。 ポスターは今週中には画伯が仕上げてくれる。それを実際のポスター大に拡大カラーコピーして貼付ける。 貼るのは糊でなく画鋲がいいだろう。しかし現在の画鋲のようにプラスチックのやつでは困る。頭の平らな金属製のやつだ。それも金色にピカピカしていたのではダメだ。錆びていなければいけない。よし、錆びさせよう。 画鋲の頭をヤスって地肌を出す。水をふりかけ、さらに食塩をたっぷりふりかける。 おお、なんと一晩で少しだが錆が出始めている! うわはは、錆びろ!錆びろ!あと2週間。錆で真っ茶色になれ〜〜〜!!! (大丈夫です。笑) |
2009年01月07日 「横浜ベイスターズじゃないよ」 「パチンコ加山雄三」のおかげで、近頃は巷に我が敬愛してやまない若大将のCMやポスターをよく見かけるようになり、大変喜ばしいかぎりだ。 さてエレキシリーズ第2弾だ。笑。 エレキといえば「エレキの若大将」。K山雄三さんが(今さら 伏せ字にしてどうなる。笑)赤いベストを身に着けてエレキギターを構えている構図は有名だと思いますが、・・え?何!知らない! それはいけませんね。ではちょっと説明しましょう。 当館のお客様ならお分かりの方も多いと思いますが。 映画「エレキの若大将」関連でK山雄三さんはトレードマークのようにして赤いベストを着ています。しかしどれも同じベストかというとそうではなく、少なくとも3種類あるようです。 まず映画の中で若大将達のバンドがテレビのエレキ合戦に出場することになります。その時着ていたユニフォームが一番左の写真です。ただの赤いチョッキです。 次に真ん中の写真。これは遠目には赤く見えますが、良く見ると赤黒の千鳥格子になっています。ポスターやレコードのジャケットに使われました。 そして一番右のはやはりポスターとか、映画の予告編で使われたベスト。「YB」とイニシャルが入ってます。「YB」とは若大将達のバンド名「ヤングビーツ」。正式には「石山新次郎とヤングビーツ」といいます。石山新次郎というのは青大将の名前です。 |
2008年11月29日 「落語、30年ぶり。」 あるきっかけで落語を聞きに行く。 中野にある「なかの演芸小ホール」という場所で、春雨や雷太という前座さんと、桂夏丸という二つ目さんが出演する落語会だ。お二人の他に色物として女の子二人の曲芸も入った。 落語は30年以上前によく聞いていた時期があった。当時は志ん朝、談志、円楽、小三治といったあたりが若手だった時代だ。テレビからカセットテープに録音して繰り返し聞いて笑った。 それから30年のブランク。 最近落語を聞き始めた若い友人が「この前寄席で、文楽の『目黒のさんま』を聞きましたよ」と言う。 「え?文楽って桂文楽?今、文楽っているの?」 「いますよ。知らないんですか」 「誰が文楽を襲名したの?」 「いや、文楽の前の名前は知らないんですけど」 いったい誰が文楽になったのだろう。すごく気になったのでネットで調べてみた。小益が文楽になったらしい。あのペヤングソース焼きそばの小益が・・・。 そのくらい落語界のことは知らずに過ごしてきた。 さて前座さんと二つ目さんの落語、これがなかなか面白かった。さすがプロ、というか、面白い若い人もいれば、あまり面白くない真打ちもいるということかもしれない。やはり落語は才能というか、もって生まれた個性かなと思う。 以前は新作否定派だったのだが、この日二つ目さんが演じた「子ほめ」は新作仕立てになっていて「ねえ、君、今度僕のうちに遊びに来たまえよ。女房も会いたがってるから」「えっ!課長、いいんですか!ぜひ御伺いいたします」みたいな新作は、新作とは言っても雰囲気が昭和30〜40年代から止まってるなあ、っていう感じで、これはこれで現在としていいんではないか、と思った。 以前に録音した落語のカセットを今せっせとCD化している。 不思議なことに、30年も聞かなかった落語をよく覚えている。「次にこう言うぞ」とわかるのだ。 若いうちに覚えたことは忘れない。 話は変わるが、最近エレキギターの練習をしている。笑。 ベンチャーズである。加山雄三である。 今は「十番街の殺人」を練習している。私にしてみればそうとう難易度の高い曲だ。なんとかようやく通して弾けるようになった。エレキのカラオケDVDなるものがあって、一人でデケデケ弾いている。 エレキを持ってるからには「十番街の殺人」と「ブラック・サンド・ビーチ」くらいは弾きたい。 しかしなんとか通して弾けるようになっても、なんと次の日には忘れてしまう。笑。 ところがである。何十年も昔に弾けた曲は今でも弾けるのだ。指が覚えているのだ。 やはり何でも若いうちに覚えておくべきだ。 何の話だか収拾がつかなくなってしまったが、そろそろお時間のようですので・・。 |
2008年10月03日 「虫が騒ぐ夜。秋だからか?」 |
プラモデルを作るのが好きだったのだが、寄る年波には勝てず老眼でこの趣味もままならなくなって久しい。 何年も以前は、古い車や建物の模型を作るのが面白くて、わざと汚したり、錆(さび)させたりして楽しんでいた。 今でもこの趣味の虫が騒いで何かやってみたくなる時がある。 居間にある照明のスイッチを錆させることにした。 家族が寝静まった夜中にゴソゴソ塗料を引っぱり出して錆を塗装で表現する。 面白い!なかなか上手いじゃないか! 次の日の朝。 奥さん「一晩でこんなに錆が・・・雨が続いて湿気が高かったからなあ」 娘「うわっ!何だこれ!漏電だよ漏電!」 あはは、だまされてやんの! うちの家族はバカだ。いくら湿気が高くたって漏電していたとしたって、一晩でプラスチックが錆るわけがない。 三日経った。ちょっと心配になった。本当に漏電と思われて電気屋とか呼ばれたら困る。電気屋に何バカなことやってんですか!などと言われたくない。 「いや、実はね、あの錆、わしが描いたんだよね」 「バカじゃないの!信じられない!」 「元に戻してよ!」 もちろん元に戻すつもりはない。 |
2008年07月26日 「NHK、アナログ停波に向け「アナログ」ロゴ表示」 というニュース。 一応デジタルには対応済みだが、試しにアナログ経由でNHKを見てみる。 あ、ほんとだ! しかし、こ、これって・・・・し、失礼じゃないですか!! アナログ放送見てる人に。 でも子供の頃、画面の隅に「カラー」って出た時代もあったなあ・・・。 |
2008年04月25日 「第2回京南大学OB会」 去年10月の第1回に続き、19日は第2回目の京南大学OB会。 もう一週間が経ってしまった。 前回は若大将シリーズのロケ地にも使われた「浅草今半別館」だったが、今回はその名もズバリ「麻布・田能久」。幹事であるメタBOの若大将さんが探してきたのだが、へえ、そんな店があるとは知らなかった。 元、民家であった木造建物を改造して店舗にしてある。なかなか面白い趣向で隠れ家的だ。 もちろんすき焼き。これも美味しいのだが、メタBOの若大将さんが愛知から持参した八丁味噌で特別に作ってもらったらしい赤出しがものすごく美味かった。 メタBOさんは「田能久」のマッチ、箸袋、コースターの田能久布教三点セットに加え、田能久エコバッグまで作ってきてくれて参加者に配られた。 右の写真を見てほしい。病気の人たちの向こうに「田能久」ののれんがかかっている。これもメタBOさんが特注して前回のOB会の時にもあったのだが、その時にゲストとしてお招きしたK原さんが「K山さんに何とかサイン頼んでみますよ」と預かってくれていた。 それが先日、本当にサインが入って戻ってきたものだ!「K山雄三」と書いてあるのかと思ったら、「田沼雄一」と書いてあるのが写真でも見えると思う。 なるほど!「田能久のれん」にふさわしくてこれは素晴らしい! K原さん、お世話様でした。 K山先輩!ありがとうございます!! こんな奴らがいることを知っていただけただけで感無量です!! |
2008年02月04日 「映画館貸し切り」 |
自主映画集団「HIT AND RUN」が立川にあるシネコンを借り切っての上映会に参加。 へえ〜。映画館が貸し切りができるとは知らなかった! 一般のお客さんを入れる通常の上映が終わってからの貸し切りなので、夜9時上映開始。映画館のスクリーンに映る自分!恥ずかしいけどこれはいい!冥土の土産になるな! 中央写真は前座に上映された私の撮った作品。映画みたいに見えるよ。不思議と。 貸し切り料金が私は安いと思う。2万円。これはやりようによっては使えるな! 加藤隊長、お疲れさまでした。またやりたいですね。 |
2008年01月28日 「サンダーバード21号と24号に乗る」 能登半島の和倉温泉という所に行った。 行きに金沢から和倉温泉駅までサンダーバード21号に乗った。 帰りには和倉温泉駅から金沢までサンダーバード24号に乗った。 サンダーバードは現在ではJR西日本が運行している。 車掌さんはとても良い人で、快適な旅ができた。 |
2008年01月10日 「松下電器産業は社名を」 うーん、なんか寂しいぞ。パナソニックの冷蔵庫とか言われてもなあ。 じゃあ「ナショナル坊や」はどうなる?「ナショナルキッド」の運命は? それは今さら関係ないか・・・・ |
2007年12月24日 「クリスマスイブの夜に」 私の自主映画仲間にサバイバルゲームを趣味にしている連中がいる。 彼等の作る自主映画はいつも戦いをテーマにしたものだ。 そのメンバーの一人、I君が結婚をすることになった時、彼の仲間たちは一編の作品を作って新郎新婦にプレゼントした。 いつも荒々しい戦いの作品を撮っている彼等からは想像できないロマンチックな作品だ、そして新郎新婦自身の出演ならではの感動があると思う。 この作品は披露宴の時に会場で上映されたらしいが、会場でこの作品を見た出席者の方々の驚きが目にみえるようだ。 余談だがこの作品の撮影は冬に行われたものではない。暑いのにコートを着ての演技には参ったらしい。そしてクリスマスケーキ。これは季節外れの時期に、不二家に事情を話したら特別に注文を受けてくれたそうだ。不二家も粋なことをやるじゃないか! |
2007年12月12日 「リメイク」 私はくっだらない自主制作ムービーを作って、誰彼かまわず見せたがる、という症状の病気持ちである。「そんなこと、今さら告白しなくても知ってるよ」という方も多いだろう。 しかし、まあ、聞いてほしい。 先月のことだが、一通のメールをもらった。英語だ。読めないので翻訳サイトを使って日本語にしてみる。 「私はアメリカのヴァージニア州リッチモンドに住む学生です。日本の怪獣やウルトラマンやアニメが大好きさ。今回、荻窪東宝製作の「夜の若大将・奴にかまうな」を参考にしてショートムービーを作ったので見てほしいあるよ」 だいたいそんな内容だった。 何!ひょっとしてリメイク!? まずは荻窪東宝製作の「夜の若大将・奴にかまうな」(2002年製作)から見てほしい。 う〜ん、面白いのか? まあそれは置いといて、次にアメリカ版。 おお!りっぱなリメイクだよ、これは!! これはすごいことじゃないか? |
2007年10月21日 「京南大学OB会」 今日は楽しみにしていた我が「京南大学OB会」。 7名の卒業生が参加。会場は浅草のすき焼き屋「今半別館」だ。若大将シリーズで外観が「田能久」のロケ地として使われている。 12時少し前、会場に着く。幹事さんであるメタBOの若大将さんが「今半別館」の仲居さんに「京南大学OB会の者ですが」と告げる。今日は「京南大学OB会」なのだから当然だ。しかし私はひっくり返りそうになる。 座敷に案内される。さすがなかなかの格調だ。中庭がある。二階に田沼の部屋がないかと探したが見えなかった。 すき焼きにビールで再会を喜ぶ。主に同窓生、田沼の話題に花が咲いた。 写真は 田沼の店「田能久」の封筒とマッチ。この二種のマッチの一つはメタBOの若大将さんの手作りしたもの、そしてもう一つは私も手作りして持って行ったもの。申し合わせたわけではない。考えることが一緒なので笑った。それにしても何故客が店のマッチを用意するのかわからない。 「田能久」の暖簾と後ろに見えるのが京南の校旗。メタBOさんが特注したものだ。「東宝ツインタワー屋上にて。ここは「ブラボー!若大将」のロケ地。 |
2007年10月13日 「裸婦デッサン」 英会話、今更なあ・・・。茶道、華道、敷居が高いよねえ・・・。日本舞踊、とてもとても・・・。書道、うん、これはいいかも。でも大勢の中で習うカルチャースクールみたいな所はいやだ。できれば少人数、欲を言えば一対一。さらに欲を言えば先生は未亡人がいいかなあ・・・。 などと贅沢なことを考えていたのだが、昨日、急にデッサン会へ出席できることになった。 東京芸大の卒業生の方たちが中心になった集まり。私の地元にある公立の集会所を使って毎月行われているという会だ。知り合いが二人参加しているのでご一緒させてもらうことに。 あわてて近所の西友にスケッチブックと鉛筆を買いに行く。特にスケッチブックは「スケッチブックといえばこれでしょう」という超定番を買う。 会場へ着くとすでに始まっていて、和室の中央に裸になったモデルさんが座ったポーズをとっている。私も隅の方に座り早速スケッチブックを広げる。 私の絵を描く歴は、幼稚園のときのお絵描きに始まり、高校の授業で美術を選択したが、それ以来筆を折り(プッ)、以来、プラモデルに日の丸を描いたりする以外は筆を持ったことはない。芸大出身の方たちにまじって、そうとう無茶だ。 モデルさんは1ポーズ20分。だいたいの形を描くだけで時間になってしまう。5分くらいの休憩をはさんでまた違うポーズ。それを4回くらい描いた。 これは面白いかもしれない。しかし習い事とはちょっと違う。みんな勝手に描くだけだからだ。 よく「デッサン力」とか言うがよくわからない。なぜ裸婦なのか。それもよくわからない。まあ裸夫よりはいいが(プッ) |
2007年08月17日 「思いこんでいたこと」 昨日は40.9度を記録した地方もあり、これは観測史上最高気温だそうだ。どうりで暑いわけだ。 スポーツなどで日本記録、世界記録などという記録がある。 日本記録は日本の中での最高記録。世界記録は世界で最高の記録だ。そんなことは私だって知っている。小学生の頃から知っていた。 「日本タイ記録」という記録もある。小学生の頃の私はこれを誤解していた。 まず世界の国々を抽選などの方法で、二つの国で組み合わせる。日本はタイと組み合わせられることになった。この二つの国の中で最高記録が出ると「日本タイ記録」だ。 同様に「中国・カナダ記録」もあるし「フランス・インド記録」もあるといった具合だ。 愚かだった。 「世界タイ記録」はどう理解していたのだろう・・・。 覚えていない。 |
2007年08月05日 「東宝映画のロケ地を訪ねる」 森繁の社長シリーズ、植木等のクレージーシリーズ、怪獣もの、そして加山雄三の若大将シリーズなどといった1960年代の東宝作品が好きなのだが、これらの作品は製作されてから、もう50年近くが経とうとしている。 こういう作品を今見ていると、当時の街の様子などが映し出された時、懐かしいなあ、と思うと同時に、今、ここはどうなっているのだろう。という興味がわいてくる。 建物、道路、看板、商店、走っている車、歩いている人、何もかも今とは違って見える。しかし今もそのまま残っているものもあるのではないだろうか。そういう場所を探索してみたい、という考えは以前からあったのだが、あるきっかけで知り合いになった方から「それらのロケ地を訪れてみる計画があるのですが、ご一緒にいかがですか」というお誘いがあり、今回、同行させていただくことになった。 その方は愛知県にお住まいで、今回は東京出張の機会にロケ地探訪をされる計画のようだ。 8月4日、5日の2日間、早朝からびっしり廻る計画なのだが、私は5日の午後から同行させてもらうことに。 12時、有楽町の東宝ツインタワービルで待ち合わせ。 この場所から同行される方が、私の他にあとお二人いるらしい。その方たちを待ち、東宝ツインタワーへ。ここの屋上は「ブラボー若大将」に使われていて、当時の日劇などを一望するシーンなどがある。しかし屋上へは上がれず引き返す。 この日、東京は気温35度、私は最初の巡礼地、東宝ツインタワーを訪れただけで、すでに汗が吹き出す。しかし企画されたこの方はもう2日目。それも終盤にさしかかっている時間なのだ。 次に「フレッシュマン若大将」に使われている日産本社。 ここは建物がそのまま残っている。 次が「日本一のゴリガン男」で使われた国立がんセンター。 ここは当時の建物が無く、付近の様子もずいぶん変わってしまっている。しかし付近の道路や橋の位置から「ああここだったんだ」と分かる。「そうか。ここに植木等が立ったのか」 そこからいよいよ大和証券へ。 ここからもうおひと方が参加。 このビルは入り口付近、屋上が無責任シリーズ、社長シリーズなど、多くの作品に使われている。 私はここを訪れるのは5年ばかり前に続き2回目だ。 今回の企画を立てた方が屋上に上がれないものかと、お願いを試みるが日曜日とあって、ビルの人が不在で断念。 巡礼の行程を終え、コーヒーショップで水分を補給。持参のタオルのハンカチは、大げさでなく絞れば汗がしたたるほどだ。しかし楽しかった。 今日参加された方は20代から私の50代まで。昨日もおひとり別の方の参加があったそうだ。皆さん、東宝作品にはさすがに詳しく、私なぞ一番知らないと言っていい。 さらに驚いたのは愛知からいらした企画をされた方が、ロケ地、そして東京に詳しいこと。学生時代を東京ですごされたからだそうだが、それにしてもすごい。 そしてさらにさらに驚いたのが、この方の持つ雰囲気が誰に似ているというわけではないのだが、実に「東宝」なのだ。 お世話になりました。 |
2007年07月30日 「感動の条件」 友人と話したことがある。 「濡れてもかまわない状態だったら傘なんかささないで、ずぶ濡れになって歩くのって、やってみたいですよね」 「いいよねえ。なかなかそういう状況ってないよね。全身ずぶ濡れ。で、空を見上げると顔に痛いほどバチバチ雨があたって、もう雨なのか涙なのか分からない状態・・いいなあ・・」 「ははは、なんで泣くんですか!」 「ははは、感動して泣くんだよ」 「ところで日本人て、ちょっとの雨で傘さしすぎですよね。僕はあんまり傘ささないんですよ」 「あ、ぼくも傘ささない派!」 などと傘ささない自慢に話はそれていったのであるが、それはいいとして、大雨の中、ずぶ濡れ状態願望が私にはあるのだ。 さて昨日の夜は別の友人と「おふろの王様」というスーパー銭湯に行った。 実はちょっと期待していることがあった。 その日の東京はカミナリをともなった大雨。そのスーパー銭湯には露天風呂もあるし、外で寝そべるところもある。絶好の条件ではないか! スーパー銭湯に着くと、うまい具合にちょうど大雨のピーク。 「さあ!濡れるぞお!」 サウナから出たあと、裸で大雨の中に寝そべる。 普段は結構混んでいるのに今日はあまり外にお客がいない。大雨だからか? こんなに面白いのに・・ 空が光ってカミナリも鳴る。おお、濡れる濡れる! さあ、感動するぞお、感動するぞお・・・ ・・・・ん? こんなもんか? 意外と感動しない・・・ 感動というのはむずかしい。さあ、感動するぞお、ではだめなようだ。感動は予期していないときに、いきなり訪れるもののようだ。 景色に感動したことが何度かある。 いちばん最初は小学校5年か6年の時。 林間学校で、御岳山のお寺に泊まったことがある。 夜、先生が「みんな、外に出てみろ」と言う。 私たち生徒が真っ暗な外に出てみて驚いた。 眼下に見事な雲海が広がっていたのだ。 月が出ていたのだろうか、雲が本当に白い海のよう見え、そこから頭を出した山々が島のように見えた。ほんとうに感動だった。 そんなものが見えるとは期待してなかったのだ。雲海など、気象条件などが揃わなければ、いつでも見られるというものではないだろう。雲海を見られるのは運かい? 失礼。 次はいきなり飛んで3年ばかり前のニューヨーク。 現地に住んでいる友人が「ブルックリン・ブリッジ」という橋を徒歩で渡るのを提案してくれた。マンハッタン島から対岸のブルックリンという地域へ渡る古い大きな橋だ。 夕方出発。橋の途中からは遠くに自由の女神も望める絶景だ。ブルックリンへ渡り着いた頃は、あたりも薄暗い黄昏時になっていた。公園のような所のくねくね曲がった坂道を登る。しばらく登ると眼前が開けた。足がすくんだ。 思わず出た言葉は「ちょ、ちょっと待ってよ」だった。 急に目の前に現れた景色は、海の向こうで黄金色に輝く摩天楼だった。 友人の見事な演出だった。いちばんきれいに見える時間を見計らってくれていたのだ。何も知らされないで急に見せられたその光景は一生忘れられない。 感動は予期しない時に突然現れるのだと思う。 「期待が大きいとダメだってことだよね」 と言われればそれだけのことなのかもしれないが。 |
2007年07月10日 「TOSHIBA 37H3000」 おとといの日曜日、地デジ・ハイビジョン対応の液晶テレビを購入。今まで10年くらい使ってきたブラウン管式のテレビが壊れたら液晶テレビを買おうと思っていたのだが、こういう時に限って待てど暮らせどなかなか壊れてくれず、ついに決断。 販売店は比べてみるものだ。近所の某店と購入した某店とは5万近くの差があった。説明してくれた店員さんも親切でしかも知識がある人に当たった。 ちょっと奮発して37インチ!翌日の月曜日に届くという。 一人で買いに来たのでテレビを買ったことを家族は知らない。 届けてもらう時間指定ができるらしいので、私が仕事の休憩時間が取れる時間帯を選んだ。その時に届けてもらえば、奥さんや娘が仕事から帰ってみると居間にデーンと新しいテレビがあって驚くという寸法だ。 月曜日の朝。奥さんが「テレビ、3時半ころ届くらしいわよ」 と言う。 「え?何で知ってるの?」 「朝、確認の電話があったもの」 「なーんだ、驚かそうとおもったのに」 奥さんが馬鹿にしたように言う。 「テレビを買って驚かそうなんて、昭和30年代にやることよ!」 |
2007年06月27日 「うちではめったにないこと」 さっき仕事から帰ると娘と奥さんが夕食を食べ始めたところだった。 うちの家族は食事の時間もまちまちだし外食が多い。三人揃う、というのはめったにない。なので私も早速食事に参加。 うちの娘は私に口うるさい。 「その瓶詰めのシャケに一回箸を入れたらもう入れちゃダメだよ!」 「はいはい」 家で家族そろって食事なんて何日ぶりだろう。 あ〜〜食った食った。 ヨネスケが来るかと思ったけど来なかった。 |
2007年06月20日 「7分間の興奮」 昨日は我が「荻窪東宝」とは友好条約を結んでいるサバイバル系自主映画チーム「HIT AND RUN」の新作上映会に同席させてもらう。 タイトルは「BIG DRUM」。戦闘シーン中心の作品だ。いつもながら感心するのだが見ていて恥ずかしくならない。自主映画というのはとかく見ている方が恥ずかしくなるものなのだが、それが全く無いのがこの人たちのすごいところだと思う。 息をつく間もない7分間。今回のは特にテンポがよく退屈している暇がない。 本編7分に対して特典映像が、ん時間もあるいつもながらのサービス精神。 映画作りは楽しいよねえ!! |
2007年03月27日 「植木さんForever」 夜8時過ぎ、携帯の着信音が鳴った。電話に出られない状況だった。その後メールの着信音が何度も鳴る。なんだろう? 後で見るとどれも植木さんの訃報。友人達が知らせてくれたのだった。 そうだったのかあ。 用事が済み、腹がへったのでラーメン屋で食事。 ラーメンをすすりながらメールで知らせてくれた方達に返事を書く。 いなくなってほしくなかった人だったなあ。 メールを打っていると植木さんの出ていた映画のシーンや唄う様子が目に浮かんでくる。 芸能人が死んで初めて涙が出てきた。 |
2006年12月06日 「もどき」
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