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クレージーの怪盗ジバコ (1967)監督・坪島孝


開始より0:21(東京都渋谷区恵比寿西2丁目)

北杜夫の小説『怪盗ジバコ』を原案にしたクレージーキャッツ主演作品。正体不明の大泥棒、ジバコは植木等が演じている。

「麻布 田能久」 さんから
「東横線の渋谷から代官山へのガードはどうなってますか?取り壊し前でしたら今のうちに「怪盗ジバコ」で刑事、鈴木次郎(谷啓)が住んでた東横線の線路下にある「静美マンション」の撮影とアップをお願いしたいんですが・・・」
という連絡が来た。

東急東横線は今年の3月16日をもって渋谷、代官山間が地下化されている。それまでの高架線路はもう解体が進んでいるはずだ。
「クレージーの怪盗ジバコ」にそんなシーンがあったっけか。あんまり真剣に見たことがなかった作品なので改めて見直してみる。なるほど、これは今のうちに撮影しておかなければ。しかしまだ鉄橋や高架線路は残っているだろうか。
現地に行ってみる。セーフというかアウトというか、山手線をまたぐ鉄橋は残っていた。しかしそのすぐ横の「静美マンション」(劇中の架空のアパート)の上を通っていた線路は、すでに解体されてしまっていて存在しなかった。
(2013年11月26日・記)





(撮影・2013・11・18)
鉄橋を渡る東急東横線。鉄橋の左側にあった線路が現在はもう無い。現在写真の背景にある白い円柱形のものは清掃工場の煙突。



「静美マンション」を訪れる鈴木次郎(谷啓)(実はジバコの変装)。 下は現在写真で、ロケ地近くにある山手線をまたぐ歩道橋から撮影。





(撮影・2013・11・18)
ジバコを捕まえに来た警官に警察手帳を見せる鈴木刑事(本物)。
警官の背後に山手線をまたぐ歩道橋(四反道跨線人道橋という名称らしい)が見える。





(撮影・2013・11・18)
しかしジバコは鈴木刑事に変装していると指示されている警官は鈴木を逮捕する。そこにおもむろに現れる鈴木に変装したジバコ。
現在は線路撤去工事でフェンスに囲まれている。そこにおもむろに現れる近所のご婦人。

(協力・「麻布 田能久」 さん)


この撮影地とすぐ近くの場所で(東横線の鉄橋をくぐった反対側)「名もなく貧しく美しく」(1961)のロケが行われている。小林桂樹の後ろに写っているのは山手線の架線柱だが、「クレージーの怪盗ジバコ」に写っている架線柱と同じもの。


開始より0:38(東京都渋谷区恵比寿西2丁目)

上記のシーンの後に、鈴木が「静美マンション」に帰宅するシーンがある。
変装したジバコと紛らわしいという理由で、警察を免職になった鈴木が、ヤケになって屋台の焼き鳥屋で一杯やって歌を唄いながら坂道を下るというシーンだ。
ここももしや「静美マンション」のロケ地に近いのでは? と思い、ストリートビューで探すと、ありましたありました。「静美マンション」から、ほんの100メートルばかりの所だった。





(撮影・2013・11・23)
右に見える柵は道路と東横線との境にある柵。





(撮影・2013・11・23)
坂を下った所には東横線のガードがあるのだが、現在はもう撤去されていた。



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