開始より0:03(東京都世田谷区成城・成城学園前駅前)
すると次のカットでは、なんと小田急線の成城学園前駅の駅前にジャンプしている源均。
しかし自由が丘、成城学園前の様子を知らない観客にとっては、全く違和感なくつながっている。
成城は世田谷区の中でも特に高級住宅街で知られている街だ。現在の駅前はそれに相応しいショッピング街となっている。しかし映画製作当時の様子を見ると、必ずしもそうとは言えない大衆的な商店街のようにも見える。
そして一つ気がついたのは、成城といえば東宝の砧(きぬた)撮影所とは目と鼻の先である。成城に限らず、世田谷区は東宝作品では数多くロケがされている。撮影所が近いので地の利ということだろうが、住んでいるのは杉並でも練馬でも武蔵野でも下町でもなく世田谷。世田谷に住み、丸の内で仕事をする。それが東宝サラリーマンもののカラーを決めているような気がする。


(撮影・2007・12・30)
いきなり成城学園前駅に現れる源均。中央に見える鉄塔がそのままの位置にわずかに見える。
左側にある住友銀行(現三井住友銀行)もそのままだ。


(撮影メタBOの若大将さん・2007・12・30)
銀行の角で拾ったタバコの吸い殻を吸おうと、靴磨きの客(井上大助)に火を借りる源均。


(撮影・2007・12・30)
タバコをすり替えて去る源均。
駅からは遠ざかる方向だ。


(撮影2007・12・30)
すると次のカットでは突如、「無責任一代男」を唄いながら成城学園前駅の反対側に現れる源均。絶好調の冒頭シーンだ。古澤演出も絶好調。
正面に見えるのは小田急線、成城学園前駅。現在では高架になっている。
駅前商店街の桜の街路樹がわずかに面影をとどめている。


(撮影メタBOの若大将さん・2007・12・30)
アベックをからかって調子よく立ち去る源均。
後ろに見える化粧品店は現在でも存在する。


(撮影2007・12・30)
バックで駐車しようとする車を無責任に誘導する源均。
ここは駅前広場のすぐ横なのだが、同じ位置に道路がある、というだけで面影は全くなし。


(撮影・2007・12・30)
駐車する車をぶつけてしまい逃げる源は長谷川(ハナ肇)にぶつかってしまい、これが明音楽器に入り込むきっかけとなる。
ここは駅前通りより一本入った通りだ。左側に見える洋品店は現在でも存在するし、正面に見える和菓子店のビルも変わらず存在する。
(協力・メタBOの若大将さん)
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