|
続社長繁盛記 (1968)監督・松林宗恵 合同特別企画 「社長繁盛記」(正編)は「東宝娯楽映画ロケ地巡礼大作戦!」さんでごらんください。 |
|
開始より0:01(東京都千代田区九段南) 社長シリーズもこの作品で35作目(数え方については諸説あるようだが)を数える長寿シリーズになっている。 シリーズの正編は社長の自宅シーンから始まる場合が多いのだが、続編である本作は社長の出社シーンから始まる。 社屋には九段にある「千代田会館ビル」が使われている。 |
![]() ![]() (撮影・2008・12・23) 正面の白い建物が「千代田会館ビル」だ。高山社長(森繁久彌 )率いる「高山物産」として登場する。 ビルの左側からわずかに見えている屋根は日本武道館である。 |
社長秘書、田中(黒沢年男)の出迎えを受け社内に入る高山社長。
前話の「社長千一夜」から黒沢年男が小林桂樹の後を受け二代目秘書役として登場している。黒沢年男ならではのキャラクターだ。
![]() ![]() (撮影・2008・12・23) |
|
|
|
開始より0:07(東京都千代田区北の丸公園) 会社の近くの公園を歩く社長秘書田中と同僚の中川(酒井和歌子)。 ここは社屋のすぐ近くにある「北の丸公園」だ。 後方に見える画面の右半分の白いビルが高山物産。 |
![]() ![]() (撮影・2008・12・23) 瓦屋根の建物は北の丸公園に入る「清水門」。 北の丸公園に入るにはもう一つ靖国通りに面した「田安門」がある。「田安門」は武道館にも近く、交通の便も良いので見物客で賑わっている。たしかにお堀を見下ろす深い森など景色も良い。一方この「清水門」は訪れる人がほとんどなく閑散としているのだが、静かな雰囲気で歩けるのでオススメ的場所である。 |
|
|
|
開始より0:29(東京都府中市若松町・明治大学府中ブラウンド・旧三井物産総合運動場) 社長の唱える「若返り精神」を奨励するため、35歳以上の社員で行われることになった体力テスト。 会場は外部の運動場を借り切って行われた設定のようだ。 |
![]() ![]() (撮影・2012・01・02) この会場になったグラウンドがいったいどこなのか、長年の懸案事項であった。 それが昨年、日頃ご協力いただいている「風間ちゃん」さんのHPで明らかにされた。「夏の若大将」さんという方の調査結果ということである。ありがとうございました。 ここは当時、三井物産の更生施設であり、現在は明治大学のグラウンドになっている、府中市にある広大な敷地だ。 敷地内のグラウンド配置、施設建物などは作品撮影時と変わってしまっている部分も多いようだが、入口付近はそれほど変わっていない。作品で「体力テスト」の立て看板が立てかけられていた入口のフェンスがそのまま残っていた。 |
|
![]() |
|
●写真左(作品画面の一部を拡大したもの) フェンスにはプレートが取り付けられてあるが、「高山物産株式会社体力テスト会場」と書かれた立て看板で隠れてしまっている。 しかしよく見ると立て看板の右側には「総合運動場」の文字が、左側の赤い円内にはかろうじて「三」の文字が判読できる。 文字幅を揃えて推測してみると「三井物産株式会社総合運動場」と書かれてあったのではないだろうか。 ●写真右(撮影・2012・01・02) 現在のフェンスの様子。 「明治大学府中グラウンド」の案内板の後ろに「三井物産」のプレートが取り付けてあった痕跡が残っていた。 プレート自体といい、その取り付け跡といい、隠されることが多い運命にあるのかもしれない。 (協力・風間ちゃんさん・夏の若大将さん) |
|
|
|
開始より0:42(愛知県犬山市・博物館明治村) 愛知県にある「博物館明治村」(以下明治村)に歴史的な建造物である火力発電所を移設することになった。その実現に貢献した高山社長が地鎮祭に招かれる。 鍬入式(くわいれしき)を行う高山社長。 精神的にも肉体的にも若返りを目指すことにした高山物産であるが、はからずも社長は腰を痛めてしまう。 |
![]() ![]() (撮影・2008・01・04) さてここからの愛知県巡礼は現地に詳しいメタBOの若大将さんに案内していただいた。その節はお世話になり、ありがとうございました。 火力発電所移設予定地(あくまで作品中での架空の建築物)は明治村の東南端、入鹿池を見下ろす高台という設定である。その場所は村内を走る京都市電の発着地(品川燈台駅)になっており、現在では市電を利用する客の待合所が出来ている。 明治村には「村長」を任命されている人がいる。 初代「村長」は徳川夢声。2代目村長は森繁久彌が継ぎ、2004年3月、小沢昭一が3代目村長に就任したらしい。 徳川夢声は別として、森繁久彌、小沢昭一の就任は明治村が登場したこの作品に出演しているのが縁なのだろうか。 |
|
|
|
開始より0:43(愛知県犬山市・名鉄犬山ホテル) 地鎮祭に出席した高山社長と田中秘書の宿舎は名鉄犬山ホテルである。 社長が出張とくれば浮気をしないわけがない。今回のお相手はクラブのママ秋子(浜木綿子)だ。 |
![]() ![]() (撮影・2008・01・04) 画面左側の丘の上に「犬山城」の天守閣が見える。 |
|
|
|
開始より0:44(愛知県犬山市・名鉄犬山ホテル) 腰を痛めた社長がホテルに着き、田中に背負われるようにしてタクシーから降りる。 |
![]() ![]() (撮影・2008・01・04) タクシーを見てほしい。巡礼時に偶然ホテルの玄関先に停まっていたタクシーは作品に写っているタクシーと配色がよく似ている。それもそのはず、よく見ると両方タクシーの屋根に「名鉄」と描かれた看板が付いている。撮影時にはまったく気づかず、東京に帰ってから気づいた。巡礼の神様っているんだなあ。笑。 |
|
|
|
開始より0:49(愛知県犬山市) 高山社長は秘書がいては浮気がやりにくいので小遣いをやり「日本ライン(木曽川)の川下りでもして来い」と田中を追い払う。 |
![]() ![]() (撮影・2008・01・04) これも画面左側の丘の上に「犬山城」の天守閣が見える。 |
|
|
|
開始より0:49(愛知県犬山市) ホテルの従業員から新幹線の切符を受け取る田中。 |
![]() ![]() (撮影・2008・01・04) 背後に見える鉄橋は名鉄犬山線が木曽川を渡る「犬山橋」。 現在の写真の左上に黒く写っているのは作品製作時にはまだなかった道路橋の「犬山橋」で愛称「ツインブリッジ」。2000年に開通した。 ところで昔から「社長繁盛記」を見る度に感じていることがある。 秘書の田中(黒沢年男)なのだが、劇中「田中君」とか「田中さん」とか呼ばれている。 しかしどうもアクセントが独特のように思っていた。「タナカ」は割合と平らなアクセントでいいと思うのだが、劇中では「タ↑ナ↓カ」と「ナ」を半音くらい高く発音する。外人が「オー!タナカサン」と言う時に近い感じだ。どうしてだろう。司葉子や酒井和歌子や岡田可愛や他にもいろいろな人から名前を呼ばれるのだが、何故かみんなそう発音する。何でだろう。疑問に思っているのは私だけか。 まあ、どうでもいいことなのだが。 (協力・メタBOの若大将さん) |